猫とイチオクノホシは
助けが必要な猫の保護活動を行っています

マツ

瀕死の状態で
車の往来が激しい道路を渡っていた。
偶然居合わせ、その場で保護してマツと名付けた。
推定九歳。腎臓病の末期。
マツを入院させている間、受け入れ先を必死に探した。
保護した自分が面倒を見るのが筋だったが
その時は出来なかった。

縁があって、マツは終生飼養施設に入った。
マツを受け入れてくれて、ありがとう。
感謝しかない。
今はもう、苦しみのない空に帰って
やすらかに眠っているだろう。
マツ
一緒にいた時間は短かったけど、ずっと忘れないよ。

猫にパン

幼い頃、子猫を拾って帰った。
元の場所に置いてきなさいと𠮟られて
精一杯考えて、自分の秘密基地に連れて行った。
後でパンを持って行ってみたら
猫はいなくなっていた。
うちでは飼えないけれど、里親を探してみようね
そういう時代ではなかった。
多くの野良猫は野良猫のまま
外で生まれて、外で死んでいったに違いない。

大人になって、ようやく猫を助ける時がきた。
あの時のあの猫の代わりに
目の前のあの猫を救おう。

イマガワ

誰彼構わず喧嘩ばかりしていたイマガワ
身体の横に、今川焼みたいな丸い柄がある。
保護したら、前の牙が三本折れていた。
口の中の状態も悪くて
犬猫専門の歯科クリニックで大手術をした。
びっくりするほど治療費がかかったけれど
ごはんが美味しく食べられるようになったから、それでいい。
今は喧嘩もしないし、やさしいねこになった。
いや、もともとやさしいねこだったのかもしれないが
生きるためには仕方がなかったんだよね。

コテツ

他の猫のために設置した捕獲器に入って捕まった。
その前日に一度見かけただけだったから、
多分どこからか遠征に来たのだろう。
大きな猫だった。
病院で暴れ、額に怪我をした。
怪我が治るまで面倒を見たほうがいいか獣医に聞いたら
薬は与えたし、野良猫だからストレスになると言われ
翌日リターンした。
またおいで、ごはんをあげるよ
そう言って見送ったけれど
二度と姿を見せることはなかった。
コテツ、今はどこにいるのかな?

もう一度その名前を呼びたいよ。

ちーちゃん

ちーちゃんは子猫だったけれどおなかが大きくて
ごはんを貰いにきてすぐにどこかで出産した。
生まれた子猫の居場所を探したけれど
どうしても見つからなかった。
そのうちちーちゃんは子猫たちの場所に帰らなくなった。
私たちの家の前にずっと居座り
昼夜構わず大きな声で鳴き続けた。
仕方なくちーちゃんを先に保護して
懸命に子猫を探したけれど、どうしても見付けられなかった。

ちーちゃんは甘えん坊さんだ。
抱っこが大好きで、夜は腕の中で眠る。
ちーちゃんの温もりを感じる時
見付けられなかった子猫たちを想う。

まろちゃん

まろちゃんはボス猫だ。
まろちゃんがいた時は、よそから猫が来なかった。
ある時、頬が腫れて見えるので
保護して病院に連れていった。
心配したが、いわゆるオス猫の顔の渡り蟹化だった。
でも見えなかった首の下がズル剝けで
広範囲に皮膚が露出していた。
急遽治療と去勢手術をして
この日まろちゃんは野良生活を卒業した。
にゃんが並ぶスーパー猫の日だった。
まろちゃんがそれを知ることはないけれど
その日だったことは、きっと意味があるんだよね。

麻酔が効いた時に初めて抱っこした。
めちゃくちゃ重かったから
なんだかちょっと涙が出たよ。

保護する

いま、もしも助けが必要な猫を見つけたら
どうか迷わず保護してほしい。
そして私たちと一緒に、
出来る限り最善のことをしよう。
あなただけでなく、私たちだけでもない。
一緒にやりとげる、その猫のために。

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